フリーランスのトラブルについて

フリーランスとして独立し、事業を行っているという方は、真面目に仕事をしていたとしても、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性があるでしょう。

誰でも、トラブルは避けたいと願うものです。そこで、トラブルが起こることをあらかじめ予測し、危機管理(リスクマネジメント)をしなければなりません。

つまり、トラブルが起こらないように、しっかりと対応を考えておくことが大事であると言えるでしょう。

フリーランスの仕事をしていて一番起こりやすいトラブルは、報酬の未払いです。

日々の仕事をこなして報酬をもらっているフリーランスの方からすれば、報酬の未払いは由々しき事態であると言えます。

ほとんどの企業ではこんなことは起こりませんが、中には報酬を払わないという企業があるので注意しなければなりません。

そこで、最低限の対策をする必要があります。

まず、報酬の未払いを防ぐために、住所・電話番号・メールアドレスといった連絡先をしっかりと控えておかなければなりません。

メールアドレスの場合も、フリーメールで登録している場合は、簡単に削除できてしまうので気を付けましょう。

また、電話に関しても一度つながるかどうか確認してください。

念入りすぎると思われるかもしれませんが、リスクを回避するには、慎重になる必要があるのです。

さらに、契約書を締結することも大切です。

企業間で取り引きが行われる場合は、個人情報の保護や、報酬支払に関する規定といった、委託契約書を交わします。

しかし、フリーランスの場合は企業間の取り引きと比べて軽視されている傾向にあるので、この契約締結が行われない場合があるのです。

そうすると、万が一トラブルが発生してしまうと、こちらからは何も対処することができません。

相手は企業ですから、上手くいいくるめられてしまう可能性が高いです。

そのため、書面交付によって契約書を交わさなければなりません。

最悪の事態を防ぐためにも、支払いに関する約束事を明記しておきましょう。

フリーランスと企業間でやり取りをする場合、思わぬトラブルは金銭面だけではなく、様々なことが考えられます。

万が一トラブルが起こったとしても、そのトラブルに冷静に対処できるように、あらかじめリスクを分散させることが大事です。

そして、色々なトラブルを乗り越えていくことで、フリーランスとしての仕事が板につくのではないでしょうか。