フリーランスのすすめ

サラリーマンの場合、年収は手取りの金額ではありません。

給料から厚生年金や雇用保険が天引きされる前の１年間の収入の合計のことを指します。

フリーランスの場合は、事業で得た収入から必要経費を差し引いた額が年収となります。

そのため、サラリーマンとフリーランスの年収をそのままの金額で比べることはできません。

フリーランスの方は自分で年収を操作することができます。

それは、売り上げから経費と税金を引いた額が収入となるからです。

特にフリーランスの方は自宅で事業を行っている方が多いので、家賃や光熱費を経費として計上しているという方がほとんであると言えるでしょう。

つまり、見た目の年収は低かったとしても、それは経費の項目が多いから多いために起こる現象なのです。

一概には言えませんが、年収６００万円のサラリーマンよりも、年収３００万円のフリーランスの方が稼いでいるということも考えられます。

このように、フリーランスの年収は計上する必要経費によって、大きく変わってくるのです。

フリーランスとして事業を行い、目指す年収を得るためには、どのくらいの売り上げが発生するのかシュミレーションをする必要があります。

フリーランスの場合は、仕事が回ってこないということも考えられますが、目標の売り上げ金額を決めれば問題はありません。

そして、経費として計上する項目を全て記載し、正確な事業所得金額を算出するのです。

実際にシュミレーションを行ってみて赤字が出るという場合は、売り上げそのものを上げるか、経費を抑えなければなりません。

経費を使えば使うほど、支払う税金は安くなりますが、決して金銭面で得をしているわけではないのです。

収入を増やすためには、なるべく経費をしないようにした方が良いと言えます。

そのため、接待交際費や会議費としてお金を多く使いすぎているのであれば、少し抑えるといった対策が必要であると言えるでしょう。