フリーランスが賃貸を借りる場合について

「フリーランスは賃貸を借りるのが難しい」「フリーランスは審査が通りづらい」と思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

一般企業の正社員ではなくても、賃貸マンションを借りることはできます。

一般的に不動産会社では、賃料の3倍の値段が月収よりも安いかどうかで判断します。

そのため、フリーランスとは限らず、どんなに良い企業に勤めていたとしても、賃料の3倍よりも月収が低ければ、審査に通らない可能性があるのです。

つまり、自分の平均的な月収を理解し、相応のマンションに住むことを考えれば、審査に通らないということはありません。

もちろん、審査の基準はこれだけではなく、連帯保証人の方や家族構成もしっかりと見て判断するので、賃料の3倍というのはあくまで目安です。

多くの不動産では、連帯保証人の内容に関わらず、保証会社に加入いただくところが多いので、連帯保証人を用意できるのであれば、問題なく賃貸を借りることができるでしょう。

また、ほとんどの大家さんは、優良な方に長く住んでもらいたいと考えるのが普通です。

特に長く住んでもらえるかどうかは、自分の家賃収入に関わってくるので、非常に大きな要素であると言えます。

基本的には物件は2年契約となっているため、1年間限定で住みたいという方ですと、審査に通らないことが考えられます。

一度借主に出て行かれると、次の借主が見つかるまでは収入が得られませんから、これは当然であると言えるでしょう。

以上のことから、少しでも多くの収入があるということで審査は通りやすくなりますが、「貯金があるから審査が通りやすい」「契約満了時に再契約を行う定期契約だから診査が通りやすい」ということではありません。

どんな大家さんでも、自分の財産を人に貸すわけですから、少しでも属性の良い人に貸したいと思うのが普通です。

フリーランスの方で、過去数年間の確定申告の所得額が多ければ審査が通りやすいと言えますが、どんなに安定していたとしても確実に通るわけではありません。

審査内容に関しては、大家さん次第でありますし、保証会社からの審査が下りなければ物件を借りることはできないでしょう。

つまり、フリーランスだからと言って賃貸を借りられないわけではなく、物件を借りる方の人柄を主に見られるということを頭に入れておいてください。

ここをしっかりと理解していれば、賃貸を借りることができます。