フリーランスが書く履歴書について
履歴書の書き方を見ることによって、その人の社会人としての適正を見られる場合があります。
つまり、履歴書の書き方は非常に大切なのです。
これは、フリーランスであっても一緒であると言えます。
もちろん、履歴書をマニュアル通りに書くということは大事なのですが、機械的に書いていくのではなく、言葉遣いや表現に細心の注意を払って記入することが大切です。
さて、フリーランスの方は、履歴書の職歴の欄にどのように記載すれば良いのか迷ってしまうという方がいらっしゃいます。
確かに、色々な仕事を請け負っていると思われますので、その仕事全てを書いて良いのかどうかも疑われます。
結論としては、フリーランスとして請け負ってきた仕事全てを記載した方が良いでしょう。
今までどのような仕事をしてきて、どんなスキルを持っているのかといったことを面接官に伝えるためには、全部を記入する必要があるのです。
その書き方として、以下のように記載すると良いでしょう。
「〇月○日 フリーランスとして○○○の仕事に従事」
「○○株式会社より案件を請け負い」
「<企業名>○○株式会社」
このように、仕事を請け負った日付と、仕事の内容について記載する必要があります。
「企業名は書かなくても良いのでは?」と考える方がいらっしゃるのですが、企業名を記載することによって信用が上がるので、仕事の内容とともにしっかりと書いた方が良いでしょう。
また、フリーランスや個人事業主の場合は、履歴書に「入社」「退社」という書き方はしません。
個人事務所を開業したのであれば、「個人○○○事務所を開業」と書き、廃業した場合は、「一身上の都合により閉鎖」と記載します。
他にも家業を手伝っていたというフリーランスの方は、「家業に従事」と書き、個人で経営しているお店で働いていたのであれば、「○○○商店に勤務」と記載するのです。
さらに、公務員の場合も企業ではないので、「○○○区役所に奉職」「一身上の都合により辞職」と記入しなければなりません。
「入社」「退社」と書くのは、企業に所属している場合に限るので、フリーランスの方はこのような書き方をしないように気を付けてください。
このように、履歴書の書き方によって、相手に与えるイメージは変わってきます。
面接の結果が履歴書の書き方で決まるわけではありませんが、重要な要素を占めているということは言うまでもないでしょう。
そのため、履歴書の書き方をしっかりとマスターしてください。