フリーランスになるための手続きについて

フリーランスになり事業をしていくのであれば、個人事業主として開業する必要があります。

絶対に個人事業主として開業をしなければならないという決まりはありませんが、長くフリーランスとして事業を行っていくのであれば、個人事業主になった方が良いでしょう。

「個人事業主の開業は難しい」「個人事業主の開業は大変そう」と思っている方がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

会社組織と違って設立の手続きがほとんど必要ないので、開廃業等届出書を開業日から1ヶ月以内に税務署に提出するだけで良いのです。

サラリーマンとして働いていた時は、会社を通じて税金を支払うのですが、個人事業主の場合は自分で直接税金を納めなければなりません。

開廃業等届出書を提出して個人事業主として受理されれば、年末に確定申告の際の書類が送付されます。

開廃業等届出書は税務署でもらったり、国税庁のホームページから手に入れたりできます。

また、フリーランスになるために、青色申告手続きをしなければなりません。

詳しくはフリーランスの確定申告で説明致しますが、個人事業主は確定申告をして、所得税を納める必要があります。

この際に必ずしも青色申告をしなければならないという決まりはないのですが、白色申告よりもメリットが多いので、青色申告をした方が良いでしょう。

このように、フリーランスになるための手続きは非常に簡単であると言えます。

特に難しい決まりはありませんし、面倒な作業もありません。

そして、廃業に関しても、自分がやめたくなった時に書類を提出すれば、いつでも辞めることが可能です。

ただし、サラリーマンとして働いていた時とは違って、フリーランスはリスクが全て自分に降り掛かってきます。

今までは会社の指示や上司の指示を受けていて仕事をしていたのが、今度は全て自分で行わなければなりません。

つまり、頼れるのは自分だけであるということです。

そのため、気軽な気持ちでフリーランスになるのではなく、しっかりとした意思を持たなければならないと言えるでしょう。