フリーランスの節税について
ここでは、フリーランスの節税について説明していきます。
節税対策を行うことで支払う所得税が減るので、しっかりと理解しておきましょう。
【青色申告特別控除を受けよう】
フリーランスの確定申告で説明致しましたが、申告書を提出したり、複式簿記によって帳簿を作成したりすることで、青色申告特別控除が受けられます。
青色申告特別控除によって最大で65万円の控除が受けられるので、節税にはなくてはならないものであると言えます。
また、青色申告は特別控除だけではなく、事業の売り上げが赤字となった場合にその損失を3年に渡って繰り越せたり、家族への給料を全て経費にできるといったメリットがあるのです。
面倒な作業はありますが、フリーランスの方は是非青色申告を利用しましょう。
【経費をしっかりと計上しよう】
仕事で使用した経費であれば、その全てを計上することができます。
事業で使用してもいないのに経費として計上するのはいけませんが、領収書やレシートを保管しており、事業で使用したという証拠があるのであれば、全てを経費に回せます。
この経費が多ければ多いほど、節税対策となるので、細かいものでもしっかりと計上することが大切です。
【小規模企業共済に加入しよう】
個人事業主が廃業した時や、会社の役員が退職した時に事業の再建や、生活を安定させるために資金を準備しておく制度のことを小規模企業共済と呼びます。
この共済制度に加入できるのは、従業員が20名以下の製造業、運輸業、不動産業、建設業の個人事業主、また従業員が5名以下の商業、サービス業の個人事業主となっておりますが、小規模企業共済に加入することによって、掛け金は全て経費として計上できるのです。
掛け金は自分の裁量によって1ヶ月1000円から掛けられるので、気軽に試すことができるでしょう。
節税効果も高いので、利用する価値は大いにあります。廃業や退職した時に、共済金を受け取れるので、万が一のために小規模企業共済に加入しておきましょう。
このような税法上の特典は、小規模企業共済だけではなく、色々と存在します。
控除の対象となるのは、申告をする本人だけではなく、一緒に暮らしている家族が適用範囲となるものもあるのです。