フリーランスの保険について

会社勤めをしているサラリーマンであれば、基本的には全員が保険料を半分負担してくれる社会保険に加入しているので、健康保険のことや年金のことを気にするという方は、あまりいらっしゃらないかもしれません。

しかし、サラリーマンを辞めてフリーランスになったとすると、自分で国民健康保険に加入しなければならないのです。

フリーランスの国民健康保険としては、地方自治体が運営しているものに入るのが一般的であると言えます。

この地方自治体が運営している国民健康保険の保険料は、家族の稼ぎによって決定する所得割、固定資産税額で決定する資産割、加入する人数で決定する均等割、世帯ごとに支払う平等割といった4つの合計で決まります。

例えば、所得割であるならば、前年度の所得によって支払う保険料が変わるのです。

つまり、所得が多かった翌年は、保険料が高くなります。

この4つの割合は市区町村が自由に定めているので、どこに住むかによって保険料の計算方法は異なるため、支払う保険料も変わってくるのです。

国民健康保険の保険料は、市区町村のホームページで公開されていることがあるので、気になるという方はチェックしてみましょう。

ただし、国民健康保険は必ずしも地方自治体が運営しているものでなければならないという決まりはありません。

そこで、東京近郊で芸能関係の仕事をしているという方は「東京芸能人国民健康保険組合」を、美容業界の方は「東京美容国民健康保険組合」を利用してみてください。

保険料の支払い方や、給付制度に関しては組合ごとに決められています。

国民健康保険の所得割と同じように、稼ぎに応じて保険料が変わるところがあれば、全て一律となっているところもあるのです。

全ての業種にこのような組合があるとは限りませんが、一般的には国民健康保険よりも安くなっていることの方が多いので、利用できるのであれば利用した方が良いでしょう。